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セーバーテクノロジーズ株式会社、有限会社ジャイロコミュニケーションズと 『動画データのデジタルアーカイブ事業』で業務提携
2006.10.12
動画データの欠損・劣化部分のデジタル自動修復技術により、修復作業のコストと期間を大幅に短縮
動画データの欠損・劣化部分のデジタル自動修復技術により、修復作業のコストと期間を大幅に短縮
株式会社インターネット総合研究所のグループ会社で、動画技術の研究・携帯電話向けソリューション開発を行っているセーバーテクノロジーズ株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:二宮 宏、以下セーバーテクノロジーズ)は、静止画像のデジタルアーカイブ事業を展開している有限会社ジャイロコミュニケーションズ(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:河野 茂、以下ジャイロコミュニケーションズ)と「動画データのデジタルアーカイブ事業」に関して業務提携しました。今回の提携により、セーバーテクノロジーズが開発した”動画データの欠損や劣化をデジタル自動修復するアプリケーション”「Saver Movie Refresher Suite(セーバー ムービー リフレッシャー スイート)」を用いて、ジャイロコミュニケーションズは”短納期で低コストなデジタル技術による動画修復サービス”「G-das MR(ジーダス エムアール)」を提供いたします。
【Saver Live Server概要】
セーバーテクノロジーズが開発した「Saver Movie Refresher Suite」は、愛媛県の平成17~18年度「アクティブ・ベンチャー支援事業」の助成を受けて、自社の動画処理技術を下地に研究開発を進めてきたものです。
フィルム上に発生するゴミや欠落による欠損の修復。フィルムをこすったときにできる筋傷の修復。経年劣化によるゆがみの補正。色あせや振動の補正など、多彩な機能を実装し映像をきれいに復元するアプリケーションです。モノクロ映像の8mmフィルムから痛みの激しい古いVHSテープまで、多種多様な映像を修復します。
「Saver Movie Refresher Suite」は、当面は「G-das MR」向けに開発を継続し、2007年4月を目処にパッケージ販売を計画しています。
【G-das MR概要】
ジャイロコミュニケーションズが提供する「G-das MR」は、「Saver Movie Refresher Suite」を使用した動画データの修復サービスです。すでにサービス提供を行っている”静止画像の修復サービス”「G-das(ジーダス)」のノウハウを活かして、素早く正確に損傷チェックを行います。修復作業は「Saver Movie Refresher Suite」による自動処理によって作業時間を大幅に短縮。あわせて、自動処理では補正しきれない大きな損傷箇所は手動による修復を行うことにより、作業時間とコストを抑えながらも高品質な修復サービスを実現しました。現在主流となっている完全手動(1コマ毎の修復)の場合、60分の動画修復を1人で行う場合には概ね1年間を要するのに対し、「G-das MR」は約1ヶ月で修復作業を完了します。
「G-das MR」は2006年11月よりサービスを開始いたします。
1932年、日本で初めての純国産の映画用フィルムが完成して以来73年間の歴史の中で、映画・アニメ・テレビ番組、そして一般生活者の8mm・ビデオなど、数多くの動画コンテンツが残りました。これらは日本の歴史を雄弁に物語る貴重な財産といえます。「Saver Movie Refresher Suite」と「G-das MR」は、これらの貴重な財産を将来に向けて大切に継承するためのデジタルアーカイブに貢献できると確信しています。
セーバーテクノロジーズ株式会社について
セーバーテクノロジーズは、MPEG4などの動画圧縮技術を使ったアプリケーション開発、動画エフェクトの開発、携帯動画ソリューションの開発を行っています。動画コミュニケーションの新たな可能性や面白さを追求し、動画の付加価値を向上させていくことを目指しています。
社名:セーバーテクノロジーズ株式会社
設立:2006年1月(創業 2003年10月)
代表者:代表取締役社長 二宮 宏
資本金:10,000,000円
所在地:〒791-8057 愛媛県松山市大可賀2丁目1‐28 アイテムえひめW202