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異キャリア・異機種間での動画変換から配信までを一括でサポートする 新サービス「movie One」を7月24日より開始 - ベンチャー4社が共同開発

2006.07.03

セーバー株式会社(東京都渋谷区 以下セーバー)、アクセリア株式会社(東京都千代田区 以下アクセリア)、株式会社サイバープラス(滋賀県草津市 以下サイバープラス)、株式会社ノブレス(東京都中央区 以下ノブレス)は4社共同開発による動画変換・配信サービス「movie One」を2006年7月24日より提供開始します。


■CDN負荷分散配信機能付き、動画変換・配信サービス「movie One」概要

「movie One」は、携帯コンテンツ提供会社向けに開発された、異キャリア・異機種の携帯端末間での動画交換を簡単に、そしてリアルタイムに行える携帯電話動画フォーマットの自動変換および、コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)のプラットフォームを使った負荷分散配信機能を備えたASPサービスです。


現在の携帯電話動画配信サービスは、キャリア・端末機種への依存性が高く、コンテンツ提供会社から異なるキャリアのエンドユーザーに動画配信をするためには、まず複数の動画を生成し、さらに送信時にはキャリア・端末の種類を判別するといった大変煩雑な作業が必要です。一般的に動画変換ソフトが使用されていますが、その多くは必要な動画ファイルを手作業で生成後、FTPアップロードするという作業が必要で、多くの手間・時間・コストがかかっています。
このたび、セーバー、アクセリア、サイバープラス、ノブレスの4社が共同で開発した「movie One」は動画ファイルのフォーマットおよび表示サイズを自動変換後、エンドユーザーの接続携帯機種を自動判別して配信します。これにより、接続携帯端末に合わせた最適な動画フォーマットをリアルタイムに、しかも簡単に提供することが可能となります。携帯コンテンツ提供会社は、「movie One」を導入することによって、これまでと比較して、手間・時間・コストの大幅な削減が可能になります。
また、エンドユーザーにとっては、友人や家族とのファイル交換が容易になり、写真やムービーを、相手の携帯キャリア・機種を意識することなく、気軽に送受信することが可能となります。「movie One」のシステムを導入することによりコンテンツ提供会社・エンドユーザー共にユーザビリティが飛躍的に向上し、提供、または利用出来るコンテンツの幅が大きく広がります。
「movie One」サービスの詳細はこちらhttp://movieone.jp/をご覧ください。
アクセリア、サイバープラス、セーバー、ノブレスの4社では、「movie One」の2006年度の受注目標を100件としています。


■4社協業による強み

「movie One」はセーバー、アクセリア、サイバープラス、ノブレスの4社共同開発によるサービスです。
動画コンテンツの配信インフラには、アクセリアが独自に開発した負荷分散配信システム「DuraSite-CDS」を導入しています。これはCDN上における負荷分散配信技術を基盤としたCDS(コンテンツ配信サービス)で、サーバへのアクセス集中を避け、負荷分散配信を行うことで、動画配信の際に生じるサーバのダウンや、配信の遅延などの諸問題を解決します。「movie One」の基本パックにはCDSの配信が5Mbps(利用帯域)まで含まれており、導入するだけで安定した配信が確保されていることになります。
また、動画変換サーバソフトウェアには、携帯電話向け動画変換サーバのリーディング企業であるセーバーが開発した「mini-it EM」を採用しています。「mini-it EM」はファイルフォーマットの変換だけでなく、QCIF, Sub-QCIF, QVGAなど各端末に適した表示サイズの変更、更には端末が対応するファイルサイズにあわせた分割までを全自動で行います。
また、「movie One」のサーバは、ノブレスが企画販売している、AMD Opteron(TM)プロセッサを搭載した低消費電力1Uサーバで100%構成されており、運用・管理に関してはサイバープラスがそれぞれ担当しており、各社の強みを最大限に活かしたサービス提供を行います。


■movie Oneの主な特徴

●異なるキャリアや機種間でのリアルタイム動画変換
動画の元ソースを問わず最適な動画ファイルを自動作成し、接続携帯機種を自動判別して最適な動画フォーマットをユーザーにリアルタイムで提供することが可能になります。

●企業PRに最適な動画自動デコレーション機能
動画元ソースのサムネイル画像を自動作成しますので、動画内容を確認しやすくなります。また、テロップ挿入機能では企業のPR・広告を付加することが可能です。

●動画配信時の高トラフィックを解消
オプションとしてCDN配信にも対応しているため、配信トラフィックの削減が可能です。

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